製紙工場を見学してきました
こんにちは!入社1ヶ月目、新人営業の川満です。
先日、福島県のとある製紙工場を見学してきました。
そのなかで、私たち古紙問屋から出荷された原料古紙が再生紙として加工され、ダンボールの素材となる板紙ができるまでの工程を紹介していただきました。
まず紹介していただいたのが搬入された原料古紙。
私たち古紙問屋から搬入された、1個=1トンほどのブロック状にプレスされた原料がストックされます。
この状態で、目視で古紙のかたまりに混ざっている大きな異物を確認、除外します。
細かい混入物は次の「パルパー」による工程で濾過・除去されるのですが、再生紙の原料に適さない異物の割合が大きすぎると原料としてパルパーに投入することが難しいため、リサイクル資源として回収する段階での正しい分別が大切になってきます。
こうして選別された原料が、「パルパー」と言われるリサイクル原料の洗濯機に投入され、温水と薬品を加えかき混ぜ溶解させます。
これをフィルターで混入したごみを取り除き、漂白され、新たな紙の原料となる「古紙パルプ」ができあがります。
パルパーは2基並んでいて、1基が古紙パルプの製造。もう1基が木材チップを原料とする新しいパルプを製造しています。
ダンボールの原料には、こちらの工場ではなんと98%の割合で古紙パルプが使われています!リサイクル資源の活用がここまでのレベルとは…驚きました。
こうして出来上がった原料パルプを抄紙機と言われる機械にかけ、紙製品に仕上げられていきます。
要らなくなった紙製品、捨ててしまえばゴミですが、リサイクルとして回収すれば大きな資源として活用されるのですね。
身の回りの排出資源の処理方法、分別のしかたなど、地球環境にも経済的にも効果的なご提案ができるよう日々勉強中です!